全肯定®認定プロカウンセラー 西岡有紀です。
私は両大血管右室起始症という先天性心疾患として生まれ、身体障害者手帳1級です。

「私は障害者だから人とは違う、劣っている…」とずっと思い続け、大人になっても自分の障害を受け入れることができず、たくさん苦しい気持ちを感じてきました。

小学生の頃、失敗した時に、「普通の子とは違うんだから、仕方ない。」と親に言われて「私は普通の子のようにはできないダメな子なんだ。」と思いました。

「体の傷跡は成長期が終わったら、綺麗に治してもらおう。」と言われて、この傷跡は今のままでは綺麗ではない、治すべきものなんだ。」と思いました。

「いつまでもこの家にいればいい。」と言われ、「私はこの先も何もできないから、この家で守ってもらう人生を送るんだな。」と思いました。

だから私は、チャレンジすることも、自信を持つこともなく「私は人より劣っていて、価値がない人間だ。」と当たり前のように思い込むようになりました。

私はずっと人目を気にして、ダメな部分がバレないように隠し、普通のレベルの人のフリをすることに必死でした。
そのおかげで、賢そうで、冷静な人に見られるようになりましたが、それは偽りの姿で、本当の私ではありませんでした。

私の親は口には出さなくても「ごめんね」「かわいそう」と思って私を育てたので、その結果「自分で生きる力」があると思えず、悲劇のヒロインのような気持ちで、私はひっそりと生きてきました。

そして私は、障害を隠したい気持ちがとても強かったために、恥ずかしい人間だとバレないように、人とコミュニケーションをとることを避けて通ってきました。その結果、人間関係も夫婦関係も築き上げることができませんでした。

40代になってから、この苦しみからどうにか抜け出したいと思い、全肯定®心理カウンセリングを受け、心の仕組みを学び、カウンセラーになる勉強をしました。

勉強して分かったことは、障害を嘆き憐れむのではなく、親から「あるがままの状態」を肯定的に受けとめる言動で接してもらえれば、私は劣等感や無価値感に苦しむことなく、自分らしさを活かし堂々と生きられたのだ、ということです。

だけど、両親を恨んではいません。なぜなら両親は、私を思うが故、守り、愛情を持って精一杯育ててくれたのだと、よくわかるからです。

つまり、愛情はあっても、病気や障害のある子に相応しい教育法を知らないために、苦しんでいる親子がたくさんいるのです。

「病気や障害のある子に、私のような辛い気持ちを味わってほしくない」という思いで、私が当事者として両親に知ってもらいたかったこと、カウンセラーとして学んできたことを5年間かけて、全肯定®︎教育プログラムとして体系化しました。

どんな子供であっても、ママは子育てに一生懸命で、その負担はとても大きいにもかかわらず、病気や障害のある子供を育てるとなれば、さらにママの負担が大きくなるのは当たり前のことです。

子供にいつも母親として、大人として、弱音を吐かず強い自分を見せて頑張っていませんか？
どうかママひとりで悩まないでください。ひとりで何もかも背負おうとしないでください。
同じ悩みを持つママが集まる場所で、普段は言えない気持ちを吐き出して、背負っている荷物を下ろしてください。

みんなで受けとめ合う「本当の私に戻る場所」「ホッとする時間」がここにあります。

ママは毎日、子供のために、家族のために、自分を後回しにして、家事に育児に全身全霊を注いでいます。ママは、まるで休みが与えられないブラック企業の社員のようなものです。

だから、ママがつい子供をきつく叱ってしまったり、パートナーに愚痴を言ってしまったとしても、仕方のないことです。毎日たくさんの責任重大な仕事を背負い、お給料も感謝の言葉ももらえないのなら、笑顔でいられなくなって当然です。

ママは本当に頑張っています。頑張り過ぎています。だからこそ、心と体のメンテナンスが必要です。どうか誰よりも、あなた自身に対して、ねぎらいの気持ちを持って接してあげてください。そうすることで自然に笑顔とエネルギがー溢れてきます。

そんな自然体のママを見た子供も「このままの自分でいいんだ」と思えるようになります。子供はママのあり方を、そのまま吸収していくのです。そのままの自分を受け入れられると、子供は大人になっても揺るがない自信を持てるようになります。

あなたが我慢も無理もせず、等身大のひとりの女性でいられるためのお手伝いをしたいと思っています。