全肯定®認定プロカウンセラー 西岡有紀です。
私は両大血管右室起始症という先天性心疾患として生まれ、身体障害者手帳1級です。
「私は障害者だから人とは違う、劣っている…」とずっと思い続け、大人になっても自分の障害を受け入れることができず、たくさん苦しい気持ちを感じてきました。
小学生の頃、失敗した時に、「普通の子とは違うんだから、仕方ない。」と親に言われて「私は普通の子のようにはできないダメな子なんだ。」と思いました。
「体の傷跡は成長期が終わったら、綺麗に治してもらおう。」と言われて、この傷跡は今のままでは綺麗ではない、治すべきものなんだ。」と思いました。
「いつまでもこの家にいればいい。」と言われ、「私はこの先も何もできないから、この家で守ってもらう人生を送るんだな。」と思いました。
だから私は、チャレンジすることも、自信を持つこともなく「私は人より劣っていて、価値がない人間だ。」と当たり前のように思い込むようになりました。
私はずっと人目を気にして、ダメな部分がバレないように隠し、普通のレベルの人のフリをすることに必死でした。
そのおかげで、賢そうで、冷静な人に見られるようになりましたが、それは偽りの姿で、本当の私ではありませんでした。
私の親は口には出さなくても「ごめんね」「かわいそう」と思って私を育てたので、その結果「自分で生きる力」があると思えず、悲劇のヒロインのような気持ちで、私はひっそりと生きてきました。