なくならない障害とどう生きていくのか

私が私を全肯定できた時、その答えがやっとわかりました

西岡有紀 プロフィール

profile

全肯定!認定プロカウンセラー

1973年東京都生まれ、大阪府在住。
病気・障害のあるの子が才能を最大限に活かし、自分らしく生きられるように、子育てとママのメンタルのサポートを行う。

「幼少期から親に守られることで障害を欠点だと恥じるようになる」

私は両大血管右室起始症という先天性心疾患として生まれました。
1歳3か月から何度も手術を受け、心臓ペースメーカーを体の中に植えこんで生活していて、障害者手帳1級です。

私の胸の中心には、縦に長く切った大きな手術痕があります。
私は、障害も傷痕も自分の欠点だと思って生きてきました。
私は他の子と違うんだ…そんな劣等感に苦しんできました。
幼少期、思春期を経て、大人になっても、自分の障害を受け入れられずたくさん悩んできました。

でも私の親は、そんなふうに私が苦しんでいたことを知りません。
ただでさえ生まれてからずっと心配をかけているのに、私の苦しい気持ちを伝えてしまったら、さらに親に心配をかけてしまう…そう思うと伝えることができませんでした。

もしかしたら、言葉にして伝えなくても、親は私が悩んでいたことに気づいていたのかもしれません。
でも私の両親は、悩んでいる子供にどう接したらいいのか、きっとわからなかったのだろうと思います。
ただ親が子供を擁護し、腫れ物を触るように扱うことしか、なすすべがなかったのです。

親に心配され、素直に心を開けないだけでなく、自分は弱くてダメな子供なんだとさらに思うようになりました。
守られることで、自分は無力な存在で、何もできない人間なのだと自分を卑下するようになったのです。

親は子を思い、子も親を思っているのに、その思いがすれ違ってしまい、お互いに苦しんでいたのだと、今は身をもって痛感しています。

「大人になっても自分を卑下し続け人間関係に苦しむ」

小学生になると、体育を見学したり、水泳の帽子の色が私だけ黄色だったり、「私は他の子と違うんだ。」と思うようになりました。
そして、違うこと、出来ないことがあることが、恥ずかしいことだと感じていました。

思春期になると、胸の真ん中に手術痕があるからと、女性としての魅力がないと思うようになりました。
そして、私は人より劣っていて、欠陥があって、「価値がない人間だ」というセルフイメージをもつようになりました。

その結果、何をやるにも自信が持てず、人目が気になり、ダメな自分を隠すことばかりにエネルギーを費やし、自分を表現できずに生きてきました。

子どもの頃に身につけた「自分には価値がない」というセルフイメージは、大人になっても私を苦しめ続けました。
私は自分の障害を隠したい気持ちが強く、自分のことを話したりコミュニケーションをとることに抵抗感がありました。
その結果、人間関係も夫婦関係も上手くいきませんでした。

カウンセラーとして活動開始

40代になってから、この苦しみから抜け出したいと思い、全肯定®カウンセリングを受け、心の仕組みを学び、カウンセラーになる勉強をしました。

勉強して分かったことは、子どもの時に親からの適切な心のケアがあれば、劣等感や無価値感に苦しむことなく、自分らしく生きられたのだ、ということです。

振り返ってみると、親は子を思い、子も親を思っているのに、その思いがすれ違ってしまい、お互いに苦しんでいたのだと、身をもって痛感しています。

この私の経験を活かし、私が子どもの時に「親にこう接して欲しかった」という目線から、ママのお手伝いができるはずだと思い、全肯定®︎教育プログラムを作りました。

親の接し方次第で、子供は人とは違う自分であっても自信が持てるようになり、どんな自分でもこれでいいのだと思えるようになる、人生の礎となる自己受容を子供に授けられます。

何よりもまず、子育てをするママが苦しまないことを大前提にして、子供とお互いに適切に気持ちを伝え合い、あたたかく心が通じ合う具体的な方法があることを、お伝えしたいと思っています。

お客様の声

「自分のことも子供のことも心配しなくなった」
「子供に口出しせずに見守れるようになった」
「子供だけでなく夫婦関係が改善した」
「自分を責めなくなり、自分を好きになれた」
「物事を否定的に捉えがちだったが、前向きになった」
「心地よく眠れるようになった」
「励まし合える仲間ができた」
など、理想の未来を実現している人が続出している。

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